鳥山居の想い

『炎(ひ)』に向かい、『素(そ)』を愉しむ
『期(き)』に習い、『縁(えん)』に感謝する
期は季、時季の物、縁あってここに集う
てらわず、構えず、ただ普段の少し上質を

鳥山居を開店するにあたり、どんな店になるのかを想像した時、
自分だったらどんな時に利用するだろうか考えました。
そしてそんな私の隣にはどの様な人々が
どの様なシチュエーションで座っているのか、楽しそうか、何か真剣に語り合っているのか、
杯を相棒にじっくり呑む男が一人なんてのもしっくりくるカウンターもいい…
日々考える中で、段々と店の体温みたいなものが感じられるようになっていきました。

鳥山居で繰り広げられるシーン……
男が、仕事を終え、家で父親に戻るまでのつかの間の休息を…
普段は二人とも別々に忙しく働く夫婦が、リセットする休日前夜…
旅行などの趣味を悠々と愉しむ初老の夫婦、土曜の夜はいつもここ…
卒業から二十年、久々に酌み交わす友情の酒…
青年になったばかりの息子を、夕食後に父が誘う…
多くを語ることは無いが、あいつとはいつも此処…

そんな『スタイル』を大切に生きるすべての大人たちに
きちんと応えられる店であり続けたい…
十年、二十年、大切に店を守り、進歩させ続けていこうと思っています。